HOME PAGE2006年ミラノサローネレポート

2006年ミラノサローネレポート
世界が注目するメーカーやデザイナーが続々出展。ヨーロッパの有力メーカーが世界に向けて発信するミラノサローネに今年も買付けツアーにたくさんの方にご応募いただきました。


ページ掲載の当社取扱い輸入家具の数々を紹介させていただきます。他にも当社取扱い商品がございますので、お問い合わせください。


マッシミリアーノ・フクサスによる設計した新フィエラ 見本市会場は、 網の目のようなクネクネした,有機的構造物です。
世界最大のインテリア・家具国際見本市ミラノサローネ買付ツアーが終了致しました。今年も、インテリアデザイナー、インテリアコーディ ネーター、建築デザイナー、ご新築物件をお考えのお施主様などなど、さまざまなジャンルの方がご参加くださいました。
グローバル化、IT化で,世界中の物や情報がリアルタイムで手に入る今日、世界で活躍する建築家やインテリアデザイナーも、日本のインテリアのリーダーやクリエイターとのコラボレーションで生まれた商品を真近に触れることや、世界的な規模でソフト面やハード面を分かち合うことも、ずいぶん容易くなりました。ミラノサローネや国際見本市のような世界で最も評価の高い催しに、ビジネスチャンスを求め、日本からも、グローバルなスタンスでデザインを意識し、商談に望む機会も多くなってきております。インテリアトレンドが目まぐるしく変わり、各出展メーカーも独自性のあるデザインをどんどん展開する中で、買い手としても、その情報の多さと魅力的な商品の数々に驚くきますが、当社も、商品の内容とコンセプトを説明し、お客様のご要望に合う提案を心がけ、柔軟に対応してまいります。商品のご提案からレイアウトプラン、そして納品まで、輸入コストを明確にし、物流のノウハウを戦略的に取り入れ、必要な商品だけを輸入する工夫を提案させて頂きます。






Tonon

フリウリ・ベネチア・ジュリア州、ウディネ地方は、ウディネ 国際チェア見本市 でも有名。そのウディネにあるTONON社は国際的ブランドとして、コンテンポラリーからトラディショナルなデザインまでそのアイテムは豊富で、特にコントラクトのマーケットでは、ホテル・レストラン・ショップ・コマーシャルセンター。公共施設などのプロジェクトで人気があります。

                      




Pescarollo

イタリアでの家具の生産地としては最も競争力のある北東イタリアのベネトー州ポルデノーレに立地しています。
イタリア及びオランダやベルリンなどの都市建築プラン、美術館や企業建築、CIのデザインを手掛け、現在はイタリア国内をはじめ、インテリアデザインだけでなく、グラフィックデザイン、ガラス、眼鏡製品、照明など幅広い分野で技術指導にもあたっています。社長のロベルタ・ペスカローロ氏はADI(イタリアデザイン協会)会員でもあります。






Baga

ルネッサンス時代の巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、そしてメディチ家と、、数々の芸術家と文化を生んだフィレンツェ。伝統と歴史のあるイタリア フィレンツェの文化と香りのするクリスタルガラスやノスタルジックなビーズシェードやアイアンワークや、ゴールドリーフ仕上げのクラフトのランプがまさにイタリアの工房スタイル。                                                







デザイナーズ家具
何世代にも渡る家具メーカーで熟練された技を持つメーカーが多く、世界的に著名なデザイナーや建築家とコラボレーションすることで、モダンで斬新なイタリアンデザインを輩出しています。

 


Paco capdel

スペインのモダンでシンプルな椅子を300000以上も生産するPaco Capadel。バレンシアやミラノサローネ、ケルン国際家具見本市に毎年出展。コントラクト家具、オフィス家具が中心。上のXuxaスサチェアは有名。SIDグループはスペインのモダンデザインのプロモーションを目的として1984年に設立 されたインテリア業界団体で、Paco capdell社も一員である。






Vallmar
ミラノのMeda(メーダ)にある大理石や御影石のメーカー。1uが6000ユーロもする大理石も扱う。、キッチン、バスルーム、ダイニングテーブル、フロアなど高級なインテリア素材を加工しているメーカーです。





 

バスルームメーカー各社
ミラノサローネに出展するバスルームメーカーは、ハイクオリティとスタイリッシュなデザインが多く、プレゼンテーションの面白さは関心を引くスタンドが目立ちました。















Comprex
黄色のカウンタートップはクオーツ
(水晶とレジンで加工したストーン。
今年はこのストーンが多いようです。



Comprex
シャンデリアのようなガラスシェードのレンジ゙フードがおしゃれです。



Comprex
従来のキッチンからさらにスタイリッシュなキッチン。隙のない、ピアノ塗装をした、どこからみても美しいキッチンです。



Comprex
今年も目を引くディスプレイは注目の的でした。テーマはキッチンとリビングの融合。色を合わせた収納庫とソファが綺麗でした。














会場内のブックスタンドでは、ガイドマップやインテリア関連のガイドマップ、インテルニが無料でもらえます。



Tre-P &Tre-Piu
室内ドアメーカー。日本におけるホルムアルデヒド放出基準のF☆☆☆☆認定を受ております。



松下電工
和のテイストをいかしたオープンキッチン。電動で昇降するシンクなどの工夫がありました。



私は夢を見ているのか!
売る 買うが基本の”市”。それがミラノサローネです。                                    

トスカーナー地方の小さな街 Citta di Castelloのカントリースタイルでハンドメードキッチンを製作をしているMobili Pagamelli srlのエキスポート担当者Michelangrelo Formica氏が大声をだして伝えてきました。5分前に中国/上海市の輸入業者が30台のこのキッチンを注文したと 。職人が20人しかいない小さな工房のメーカーにとっては大きな夢の様な出来事です。こんなカントリースタイルのプリミティブなキッチンが中国のマーケットに受けていることは、 高度成長の近代化に邁進する中国の市場はすでに欧米日本の都市のマーケツトと同じプリミティブでとセンチメンタルなものを求める富裕層が現れているということです。そしてミラノサローネ国際家具見本市という、とてつもなく大きい”市”が売る側と買う側の両者を巡り合わせた。近年日本のインテリア業界誌でミラノサローネを評論として取り上げる記事が多くなりましたが、ミラノサローネ国際家具見本市は ”市”の基本 売る 買うが基本ではないかと思います 
                                        Citta di Castello

編集後記
ミラノサローネ終了後は、連日のように、イタリアやヨーロッパの取引メーカーのエキスポートマネジャーやエージェントが当社のショールームを訪問します。大変な技術やデサインコストのかかった、プロトタイプや新作を市場にのせるために、当社のような輸入者を介して、日本のインテリアのクリエーターに発信することが最も重要となってくるからです。
そろそろヨーロッパの長い長い夏休みにむけて、商品の出荷日や品質チェックをコントロールする時期に入ります。ミラノサローネの新作が見られる立派なマスターカタログがメーカーから送られるのも
まだ時間がかかりそうです。


HOME PAGE>2006年ミラノサローネレポート